国内で９日、新たに過去最多の２８０９人の新型コロナウイルス感染者が確認された。厚生労働省が発表した重症者も前日から１９人増えて、これまでで最も多い５５５人となった。群馬、愛知、京都、広島、大分、鹿児島の６府県で過去最多を更新した。

　感染者は東京５７２人、大阪４２７人、神奈川と愛知で各２４５人、北海道１９７人。

　死者は北海道が１日の死者数としては最多の１６人、大阪９人、東京・埼玉で各５人など、全国で計４２人が確認された。

　東京都の感染者は、今月５日の５８４人に次いで過去２番目の多さ。入院患者は前日から３０人減の１８２０人、うち重症者は１人減の５９人だった。６０～９０代の男女５人の死亡も確認され、死者の累計は５２８人となった。

　大阪府は４２７人の感染を発表。１日当たりの数としては今月２日と並び、過去３番目に多い。４００人超となるのは２日以来７日ぶり。吉村洋文知事は９日、対策本部会議を１４日に開く考えを表明。府民に求めている不要不急の外出自粛や、一部飲食店に出している時短・休業要請を状況を見極めた上で延長かどうか判断する。