囲碁の最年少プロ、仲邑菫初段(11)が10日、大阪・関西棋院で行われた第32期女流名人戦予選Bで中條ちひろ初段(36)、水野弘美五段(52)を連破した。午前に対局開始された中條初段に169手で黒番中勝ちして勢いに乗ると、午後には水野五段に188手で白番中勝ち。
初戦後、仲邑初段は「序盤から難しい碁でした。最後は運よく勝てました」とコメント。1日2勝後には「序盤は少し打ちやすいと思っていましたが、中盤にミスが出てしまい、最後は運良く勝てました」と話した。
現在、大阪を拠点とする仲邑初段は、来年から東京本院へ移籍する。小学校卒業の来春まで大阪で生活し、中学進学を機に拠点を移す。