小島慶子 不安障害患うも仕事と両立…「職場の理解って大事」

ワークシックバランスについて考えるイベントに登場した小島慶子=東京・二子玉川ライズ(撮影・金田祐二)
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 エッセイストでタレントの小島慶子(48)が11日、都内で「IBDとはたらくプロジェクト メディアセミナー」に登壇した。

 炎症性腸疾患(IBD)などの病気治療と仕事の両立を支援する「ワークシックバランス」についてトークを展開。小島は「理解が広まってないと大変だろうなと思っていた。もっと知られるといい」と、病気の実態が周知されることを願った。

 TBSアナウンサー時代、第2子の出産後に精神疾患の一つである不安障害を患ったが「会社の人が親身に聞いてくれた。安心して働けた」と回顧。同社在籍中は労働組合の執行委員を9年務めた経験があり「いつ病気になるかわからないのはみんな同じ。今まで通り働けなくなっても安心して働ける環境を作る。職場の設計を柔軟にすることが大事」と見解を述べた。

 病気を抱えながら働くためには「職場の理解って大事」と周囲のサポートの重要性を強調。「いま病気ではない人にとっても『病気になっても相談していいんだ』、『工夫しようかって言ってもらえるんだ』と思って働けると、心理的安全性が高まる。結果として仕事の能率が上がったり、いい結果が出たりすることになる。病気をお持ちの方にていねいに接することが、そこで働く人みんなのハッピーにつながるという職場作りをして欲しい」と呼びかけた。

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