小松さん死去、今年共演の三田佳子が追悼「老境の味わいが素晴らしい」
コメディアンの小松政夫(本名松崎雅臣=まつざき まさおみ)さんの訃報を受け、女優の三田佳子が11日、所属事務所を通じて文書でコメントを発表した。
三田は今年8月に放送されたNHKのドラマ「すぐ死ぬんだから」で小松さんと同級生役で共演していた。見た目にこだわり、若く見せる努力を重ねる忍ハナを三田が、ハナに思いを寄せるロクを小松さんがそれぞれ演じていた。
文書では「オールロケで、しかもコロナの影響で2か月半も中断。大変な撮影になりました」と現場を振り返った。難しい状況でも、動じることなく演じていた小松さんを「何とも言えない飄々とした老境の味わいが素晴らしかった」と称賛した。
さらに「監督や出演者の皆さんも『一緒に仕事が出来て嬉しいよ~。でも三田さん、なんでそんなに元気なの?』なんて言いながら、無事に撮影を終えた時の、ほっとした笑顔を思い出します。」としのんだ。最後は「ありがとう。さようなら。」としんみりと感謝の思いをつづった。