フジテレビが１２月２０日に、社会現象を起こしているアニメ「鬼滅の刃」の特別編集版の第３弾「柱合会議・蝶屋敷編」（午後６・５９）を放送する。テレビ朝日系が「Ｍ－１グランプリ決勝」（後６・３４）を放送する真裏にぶつけたことでも話題となっている。

　フジテレビは１０月に第１弾「兄妹の絆」、第２弾「那田蜘蛛山編」を放送し、それぞれ視聴率１６・７％、１５・４％を記録（ビデオリサーチ調べ、関東地区）。第３弾は、大ヒット中の映画版「無限列車編」の直前のストーリーとなる。

　「鬼滅」に関しては、社会現象となる一方で、第１弾、第２弾ともに、鬼に家族が襲われたり、鬼との戦いなどで残酷な描写があり、小さい子供に見せられるかは判断が分かれるとの指摘もある。

　第３弾に関しては、那田蜘蛛山での戦いで傷ついた主人公たちが、治療を受けながら、新たな戦いのために訓練を受けるストーリーが主体で、激しい戦闘が主体だった第２弾とは趣が変わる。

　特別編集のもとになるアニメ版では、序盤に主人公の妹・禰豆子が刺される流血シーン（※鬼なのでやがて回復する）がある。

　そして、終盤には鬼の首領・鬼舞辻無惨が、成果があがらない下弦の鬼を集めて粛清する「パワハラ会議」と呼ばれる激しい描写場面がある。

　特別編成に盛り込まれる可能性が高いとみられ、ネット上では「ついに無惨のパワハラ会議がゴールデン枠で流れてしまうのか…」「無惨様のパワハラ会議、ゴールデンじゃ絶対やらないよね？」「ゴールデンでやるにはグロくない？」「アレをゴールデンで放送できるのか」「良い子は真似しちゃだめよ」との指摘も集まっている。