山口二郎教授、菅首相の多人数会食に「自分たちは何物にも縛られないと信じている」
山口二郎法政大学教授が15日夜、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相が14日夜に自民党の二階俊博幹事長や著名人ら7人と会食したことについて、公明党の山口那津男代表が苦言を呈したという報道を引用し、「自分たちは何物にも縛られないと信じている」と指摘した。
多人数会食は感染拡大の原因になる可能性があるとして、政府は「GoToイート」の適用を「原則4人以下」に制限するよう全国の知事に要請するなど、国民に会食が「5人以上」となることへの配慮を呼びかけている。だが、当の首相がその人数を上回る会食をしていることに批判の声が起きている。
山口氏は「菅首相とその取り巻きにとって、ルールとは常に下々を拘束するもので、自分たちは何物にも縛られないと信じている」と指摘。「ふざけるな」と思いをつづった。
会食は東京・銀座のステーキ店で開催され、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長、俳優の杉良太郎、政治評論家の森田実氏、タレントのみのもんた、林幹雄幹事長代理ら、参加者はいずれも重症化リスクが高いとされる65歳以上の70~80歳代。この中では最年少となる72歳の菅首相は政府対策本部で「GoToトラベル」の全国一斉停止を決めた後に参加した。