浅香光代さん通夜 夫・世志凡太は涙「素晴らしい大女優。『よっ、浅香!!』」
13日にすい臓がんのため92歳で死去した女優・浅香光代さんの通夜が16日、東京・浅草の圓照寺で営まれ、日本舞踊で弟子入りしていたタレントのオスマン・サンコン(71)らが参列した。浅香さんはお気に入りだったステージ衣装のはかま姿でひつぎに眠り、5~6年前に仕事用に撮影したという遺影の胸には、2009年に受章した旭日双光章が輝いていた。
内縁の夫でコメディアンの世志凡太(86)は「頑張ったね。あなたは素晴らしい大女優。『よっ、浅香!!』と大きい声で言ってあげたい。喫茶店のママも天ぷら屋のおじさんも、『浅香は浅草のスター』と言ってくれてる」と、涙ぐみながらはなむけの言葉。
浅香さんは病名を知らず亡くなったが、世志や家族は10月末に余命3カ月を宣告されており、「僕は腰を抜かしました。毎月、ドクターに診てもらってましたが、悪いとこはなく、がんの『が』の文字もなかった。3年前からペースメーカーをしてましたが…」と、悲しみに暮れていた。
新型コロナウイルスの終息後に、しのぶ会を開催する意向だという。