菅首相インタビューの有働キャスター 国民に「届く言葉はなかったように感じた」
菅義偉首相が16日放送の日本テレビ系「news zero」で有働由美子キャスターの単独インタビューに答えた。
政府の分科会は5人以上での会食をしないよう求めているが、菅首相はGo Toトラベルの一斉停止を決めた14日夜、自民党の二階俊博幹事長ら8人と会食し、批判を浴びている。この日は西村康稔経済再生担当相が国会で「一律に5人以上がダメと申し上げているわけではございません」と答弁し、菅首相の行動を擁護した。
有働キャスターは「国民には4人以下と呼びかけられている中、8人ですか。呼びかけている国のリーダーとして、じゃあ国民どうすればいいの?っていうふうになりましたけど」と、首相の多人数会食に切り込んだ。
菅首相は「正直言って、当初ですね、出席をしてごあいさつを、(店に)遅く行きましたから、ごあいさつをさせていただいて失礼しようと思ってたんですけども」と釈明。「結果的にはそこに40分程度ですか、残っていろいろな話をするような結果になりまして、そこは大いに反省をしているところであります」と述べた。
インタビューを終えた有働キャスターの印象は「日本のリーダーとして私たち国民にどう動いてほしいのか、今日菅さんにうかがいましたが、届く言葉はなかったように感じました」という辛口のもの。「まだまだこの戦い続くんですよね。みんなが頑張ろうと思えるメッセージ、今からでもお願いしたいと思います」と、菅首相にリーダーシップの発揮を求めていた。