木村花さん中傷男を書類送検へ…SNSで侮辱疑い「悪質」と判断
フジテレビの人気番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラー木村花さんがSNSで誹謗(ひぼう)中傷された後に死去した問題で、警視庁はツイッターで中傷する投稿を繰り返したとして、侮辱容疑で、大阪府箕面市の20代の男を近く書類送検する方針を固めたことが16日、分かった。
警視庁は、誹謗中傷の書き込みを男以外のものも含め約200アカウント、約300件確認。この中から過激な内容を複数回書き込んでいた男について、特に悪質と判断、刑事責任を問う必要があると判断した。警視庁は、状況から木村さんが自殺したとみている。
男は警視庁の任意聴取に容疑を認め、「番組で男性に暴力を振るっているシーンを見て、仕返ししたいと思った」と供述。6月、遺族に謝罪のメールを送信したという。
捜査関係者によると、男は5月中旬ごろ、木村さんのツイッターの投稿に対し「生きてる価値あるのかね」「ねぇねぇ。いつ死ぬの?」などと匿名で複数回書き込み、木村さんを公の場で侮辱した疑いが持たれている。