元カナリアのボンざわーるど、吉本新喜劇入団で初舞台 「緊張で客席の反応聞こえなかった」

 吉本新喜劇に入団したボンざわーるど
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 元お笑いコンビ「カナリア」のボンざわーるど(旧名・ボン溝黒、41)が吉本新喜劇に入団したことが17日、分かった。12月から大阪に拠点を移したボンはこの日、京都・よしもと祇園花月で新喜劇座員として初舞台を踏んだ。

 川畑泰史座長公演『ドン引き家族』で、花月旅館のダンナと娘たちのドタバタを描く物語。ボンは2人組観光客の1人を演じた。冒頭から登場すると、島田珠代演じる隣りのうどん店員と息の合った掛け合いを見せた。

 客席は笑いに包まれたが、「こんなことは今までなかったんですけど、オープニングでは緊張のあまり、客席の声や反応はまったく聞こえていませんでした」とかなり硬くなっていたと明かした。

 1週間前に台本をもらい、オープニングの出演は2日前に聞かされ、試行錯誤したという。短期間で仕上げる周囲を目の当たりにして「新喜劇って本当にすごい」と感嘆した。

 1998年に漫才コンビ「ババリア」を結成。2003年に「カナリア」として再スタートし、10年の「M-1グランプリ」では決勝に進出した。18年の解散まで計19年、ツッコミとして生きてきたボン。

 この日のデキについては「尊敬する珠代さんにつっこむ機会をいただけて、そりゃ張り切っていました。実際は、新喜劇独特の舞台の空気や音に飲み込まれ、ヘロヘロの声で『なんでやね~ん!』次からはもっと大きな声を出したいです」と満足していない様子だった。

 ほかにも見せ場があったが、「ぜんぶ川畑座長のおかげです。何度も何度もイジッていただき、何かあっても絶対にフォローしてもらえるので、中盤ではのびのび演じさせてもらいました」と感謝。その川畑座長は「以前(の共演時)とは目の色が違うなと思いました。彼の成長によって新喜劇もまだまだ魅力が増すでしょうから、どんどん頑張ってもらいたい」と期待した。

 再出発を切った41歳は「めちゃくちゃ楽しかったです!この楽しさが伝わるのはライブ。早くコロナ禍が終息して、たくさんの人に新喜劇を見に来てほしいです。ボンざわーるどを見に来てください!」と猛アピールした。

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