死去のこん平さん、東京パラの応援大使だった…まさかの延期で見届けられず
日本テレビ系の演芸番組「笑点」などで知られた落語家の林家こん平(本名笠井光男=かさい・みつお)さんが17日午後2時2分に誤嚥性肺炎のため亡くなっていたことが、21日、分かった。77歳。所属の落語協会が発表した。19日に家族葬が執り行われた。
こん平さんは昨年4月に小脳梗塞で緊急入院。投薬治療で回復し、5月に退院。8月には「都電落語会5周年記念感謝祭」で姿を見せ、得意の卓球でラリーを行っていた。
今年行われていたはずの東京パラリンピックの応援大使にも就任しており、開催を心待ちにしていたはずだった。8月の「都電落語会」イベントには小池百合子都知事も出席し、「1、2、3チャラーン」にちなんだ新ネタ「1、2、3、パラ~ン」も披露。だがまさかのコロナ禍で大会は延期。大会を見届けることができなかったのは心残りだったに違いない。