鈴木雅之、紅白発表日に母が死去 「夢で逢えたら」捧げる思い
デビュー40周年を迎え、大みそかの「第71回NHK紅白歌合戦」に出場する歌手・鈴木雅之が21日、歌唱曲が「夢で逢えたら」に決定したことについてコメントを発表した。
鈴木は今年、アニバーサリー・アルバムを発売し、全国ツアーも予定していたが、新型コロナウイルスの影響で断念。無念の思いを抱きつつも「心待ちにしてもらっていたファンの皆さんに笑顔を届けようと、様々な新しい試みに挑戦」し、新たなファンも獲得していた。そんな中、紅白出場が決定。「番組のテーマである“今こそ歌おう みんなでエール”という強いメッセージを受けて、今年の紅白歌合戦の舞台では『夢で逢えたら』を歌わせていただくことになりました」と報告した。
同曲については「数十年来とても大切にしているこの曲で、皆さんに“エール”を届けたいと思っています」とコメント。さらに「奇しくも紅白歌合戦出場の発表となった当日の朝、天国へと旅立っていった母親が好きだった『夢で逢えたら』が選ばれたことにも、とても大きな役割を持って舞台に立つ鈴木雅之を応援して頂けたら嬉しいです。」と母への思いも込めて歌うことを誓った。
鈴木は昨年、今年とアニメ「かぐや様は告らせたい」の主題歌を担当。今年の「DADDY! DADDY! DO! feat. 鈴木愛理」はYouTubeの再生回数が2000万回を突破するなど大きな話題となっていた。コメントでは「今年関わったドラマ、アニメ、イベント、動画配信等のスタッフ陣に支えられて、積み上げてきた活動が実を結んだ年だと思っています。」と感謝。最後は「ファンの皆さん、そして40年間、鈴木雅之に関わる全ての方々へ心から感謝の気持ちでいっぱいです」とつづった。