朝日新聞が「お詫び」…戦時中の「女子挺身隊」写真は合成 「十分に確かめず投稿」
朝日新聞社は21日付で、公式ホームページに「朝日新聞フォトアーカイブのツイートについて説明とお詫び」と題した文面を掲出した。
「朝日新聞フォトアーカイブ」は同社が所蔵する写真を一般公開している写真データベース。
HPに掲出した文面によると、「朝日新聞フォトアーカイブが12月18日、ツイッターに投稿した女子挺身隊の写真について、たくさんのご指摘をいただきました」と説明。
「この写真について、弊社で検証した結果」として、「構図などから、戦時中に撮影し合成された写真と判断しました。当時の様子を伝える写真としてこの写真を選び、以下のコメントをつけたことは極めて不適切なものでした」との結論を記した。
「弊社には、1944年に増産のため工場へ出勤する女子挺身隊の写真が残っていました。『男たちは戦場に駆り出され、国内の労働力は不足していた』とありました」とのコメントを「取り消した上でお詫びいたします」としている。
当該写真について「戦時中に撮影されたものであり、撮影者や経緯は不明です。数多くのご指摘を頂いた通り、同じ顔や大きさが不自然な顔があるなど、合成であると気がつくことができる写真でした。十分に確かめずに事実であるかのような写真として投稿してしまいました。今後はこのような事がないように十分に注意いたします」と記している。