三菱UFJ新頭取に“半沢”氏 池井戸潤氏と同期で「半沢直樹」名前の由来

 三菱UFJ銀行が、半沢淳一取締役常務執行役員(55)を来年4月、頭取に昇格させる人事を固めたことが22日、分かった。副頭取や専務13人を抜いての登用。MUFGの指名・ガバナンス委員会の承認を経て取締役会で近く決める。経営体制の若返りを図り、事業改革を加速させる。

 半沢氏は「倍返しだ」の決めぜりふで知られる「半沢直樹」シリーズの原作者池井戸潤さんと旧三菱銀行(現三菱UFJ銀行)の同期で、名前の由来となったとされる。

 埼玉県出身。東大卒。88年入行。経営企画部長などを経て19年6月から取締役常務執行役員。経営の中枢である企画畑を歩み、有力企業が集う中部地方で営業本部長も務めた。2019年からはコンプライアンス担当トップとして、金融犯罪の対策を担当している。

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