サンド富澤 マヂラブ「一歩間違えば大惨事」 あれは漫才か?に審査員として記す
サンドウィッチマン・富澤たけしが22日夜に、ブログに新規投稿。審査員を務め、最終決戦では優勝したマヂカルラブリーに投票したM-1グランプリについて記した。
マヂラブの優勝を祝福し、「決勝の決勝でほぼ喋らずに転がってるネタをやる勇気は凄い。怖くて自分ならできません。一歩間違えば大惨事になる可能性もあるネタです。それで爆笑をとった」と称えた。
「テレビで見ている方も『漫才とは』という自分なりの定義があると思うので、毎年のように『あれは漫才か!?』みたいな話題があがります。僕らの漫才もよく『コントじゃん』という方もいます」と提起した。
「漫才」をWikipediaで調べてみたら「シンプルな会話体を基本とすることから、演者の個性に合わせ、音曲、踊り、物真似など、ネタ中に『何をやっても許される』自由な演芸形式となっている。日常生活、流行文化、政治経済など幅広い題材を扱うことが可能で、時流に合わせてネタを細かく、また大きく変化させることができる」とあるとし、「ネタ中に『何をやっても許される』、つまり幅は広いわけですね」と指摘した。
そのうえで「そしてM-1グランプリの参加規定、審査基準は『とにかく面白い漫才』とあります」と指摘した。
「主催者側が漫才じゃないと判断したら失格にすればいいわけで、『点数をお願いします』と言われた以上、審査員は漫才として審査します。そして各審査員は自分の中の漫才の解釈の枠で点数や1番を決めます」と審査員の立場を記し、「漫才は色んな形があっていいし、だからこそ新しい形が産まれ、進化していくんだと思います。変化と進化を止めないからM-1は、漫才は面白い」とつづった。
「今後、M-1で見る漫才について話すなら『漫才かどうか』ではなく『好きな漫才かどうか』が正解なのかもしれません」としている。
審査員としての思いも記し「何年も続けるには体に良くない仕事かもしれません」とし、「あ、これから転がる漫才が増えたらどうしよう!?」と結んでいる。