橋下徹氏 安倍前総理の主張に「これが通るなら企業の不祥事を行政は何も処分できない」

 元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏が24日、カンテレ「報道ランナー」に出演。安倍晋三前総理が同日午後6時から「桜を見る会」の費用補てん問題について記者会見した内容に疑問を呈した。

 橋下氏は今回の問題について、この日の番組冒頭で、「補填したのか、領収書が出ていたのかなどを安倍さんがホテルに確認すれば全て事実ははっきりした。その確認をせずに、国会において事実と違うことをずっと答弁していたのは、議員辞職もやむなしなんじゃないのか、と思ってます」と発言していた。

 安倍氏が会見で、「長年ずっと事務所の運営は責任者に任せていたので、だから私自身がホテルにあたる(確認する)ことは考えられなかった」と述べたことについて、「いやー、これが通るんだったらおそらく企業の不祥事に関しても、もう日本の行政は何にも処分を下せませんよ」と納得いかず。

 「企業はトップが直接手を下すんじゃないんですから、不祥事に。だいたい現場現場でいろんな不祥事に関与してしまった…で、トップが全部任せてたんだから、トップ責任取らないよ、って言うんであれば、もう日本の社会、終わりかな。企業、不祥事やりたい放題だね」と安倍氏の答弁にあきれ顔で、「不祥事やって、もし霞ヶ関(行政)の方に文句言われたら、全部この答弁使ったらいいと思う」とまで言い切っていた。

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