氷川きよし、なかにしさん遺作「母」に思い 「先生の魂の作品、大切に…」
歌手の氷川きよしが25日、所属事務所を通じ、亡くなったなかにし礼さんについてコメントを発表。「まだ信じられない気持ちです」とショックの心情を明かした。
氷川は今年2月に「母」という曲を作詩してもらった。関係者によると、この「母」が、なかにしさんの作詞家としての遺作となったという。
「なかにし先生は、すごい偉い先生なのに、私のような若い人間の話を真剣に聞いてくださり、心を汲んで『母』という詩を書いてくださいました」と感謝。「今年、こんな大変な世の中で、価値観や人生観が大きく変わっていくときに、この『母』を歌わせていただくというのは、自分の根幹、原点を見つめ直すためにも、本当に意味のあることだと想いながら、今年一年、歌ってきました」と、なかにしさんが作ってくれた「母」への想いも明かした。
氷川は他にも「櫻」「出発」という曲もなかにしさんから贈られていることから「『櫻』『出発』『母』は、先生からの人生のメッセージです」としっかり受け止め「なかにし先生の魂の作品をこれからも大切に歌わせていただきます」と約束していた。