嵐 集大成誓った大みそかライブ 水面下で計画されていた米国公演…夢は続く

 年内で活動休止する国民的グループ・嵐が、このほど、デイリースポーツなどの取材に応じた。5人は、ひとつの区切りを迎える12月31日が間近に迫った現在の心境や、21年間歩んだ「嵐」についてなど、赤裸々に激白した。また、コロナ禍に見舞われることになったラストイヤーを振り返り、今年、念願だった米国公演の計画を水面下で進めていたことも明かした。

 “ラストデー”に向け多忙を極めているはずの5人は、リラックスした表情を浮かべ現れた。

 21年間の活動にひとたび区切りを迎える12月31日まで、あとわずか。「実感という意味でいったら、まだないですね」と松本潤(37)。相葉雅紀(38)は「本当に来たな」と、“その日”が迫る今の胸中を、それぞれが率直に口にした。櫻井翔(38)は「21年の集大成として、12月31日のライブを感謝の思いを込めながらパフォーマンスしたいなと思って準備している」と大みそかに生配信するライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」へ一直線に思いを巡らせた。

 活動休止を昨年1月27日に発表し、“ラストイヤー”として迎えた2020年。図らずもコロナ禍に見舞われた1年だったが、水面下で米国公演が計画されていたという。

 故ジャニー喜多川前社長の悲願だった米国進出。ジャニーズにとって夢の最終形だ。「先代の社長であるジャニーがアメリカでエンターテインメントを見て育って、それを日本に持ち込んだというのがジャニーズの始まりなので。ひとつ目標として旗を立てるんだったら、やっぱりアメリカでライブやりたいっていうのが目標でしたね」と松本。その伏線として、昨年11月に配信されたシングル「Turning Up」のミュージックビデオ(MV)では、米国の歴史的な競技場でありライブ会場であるザ・フォーラムの前で歌唱。「アメリカンドリームを自分たちがつかめたらいいよねっていう願いも込めて。それを1年で形にできるかどうかっていうチャレンジをやるっていう予定でした」(松本)。

 壮大な夢は、世界規模の疫病によって断念せざるを得なかった。しかし、活動休止すること自体を先送りすることは考えなかったという。

 松本は「コロナがどうなるのかが想像がつかないし、いつになったら何ができるって確約がない中で仮定の中でそれをするっていう感覚が少なくとも僕はなかった」と明かす。相葉も「僕らももちろん何年もかけて決めたことだったし。そこはブレなかったね。その覚悟は」と話し、5人の答えが変わることはなかった。

 今後、嵐を超えるグループの出現について聞かれると、二宮和也(37)は笑いを交えつつ「出てこない」と即答した。リーダー・大野智(40)も真顔で答えた。「実際、本当に現れないと思います」。不世出の5人組が紡ぎ上げた21年。そのクライマックスを、一瞬たりとも見逃すことはできない。

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