布袋 英国から帰国に批判も「判断間違いなかった」「色々な考えや意見があるが…」
ギタリストの布袋寅泰が27日、自身のインスタグラムを更新。感染力が強いとされる新型コロナウイルス感染症の変異種が流行中の英国・ロンドンから24日に帰国した理由を長文で説明した。
日本政府は24日から英国、南アフリカに滞在歴がある外国人の新規入国を拒否。28日からは全ての国・地域からの外国人に関し、新規入国を対年1月末まで一時停止する。
ロンドン在住の布袋は来年1月30日、31日の2日間にわたり、日本武道館で40周年記念公演を開催する。30日はBOOWY、COMPLEX時代の曲を中心に、31日はソロになってからの長いキャリアを振り返る内容が予定されている。
クリスマスイブに帰国し、24日のインスタで呼気バルブ2つがついた高性能マスクを着用した自撮り写真とともに「無事に帰国しました。PCR検査結果も陰性でした」と報告。しかし、コメント欄には、この時期の帰国を批判する厳しいコメントも散見されていた。
布袋は27日、インスタを更新し、「予定を早め規定に準じた形で単身帰国し、今後の推移を見て対応するという判断に、間違いはなかったと思っています」と投稿。ロンドンでは外出もせず、自粛生活を送っていたこと、2週間の自己隔離終了後、念のために再検査を行うことなどを説明。「『イギリス』というキーワードが毎日ニュースで繰り返される中、いろいろな考えや意見があるのは最もなことだし、受け止めるべきは受け止めます」とした上で、「自分の言葉を飲み込んで終わるのは悲しく、苦しいので」自身の思いを書き綴ったことを明かした。
【以下、布袋のコメント全文】
予期せぬ感染の急展開により当初予定していた航空便がキャンセルされ、発表されているコンサートがアーチスト本人の不在を理由にキャンセルとなる万が一の事態を避けるため、予定を早め規定に準じた形で単身帰国し、今後の推移を見て対応するという判断に、間違いはなかったと思っています。
今年のロンドンでの生活は、出来る限りの徹底した感染予防対策をとり、外出も人との接触もせず、黙々と家に篭り過ごしてきました。それは9月に発表した2021年1月の武道館公演の実現に望みを託す、コンサートスタッフ関係者を含むチームのリーダーとしての責任であるからです。日本では現在キャパシティーの半分、または5千人を上限とした形で開催されているコンサートも、今後の感染拡大の推移によって、政府から新たな規制が発表されるかもしれません。その時は、我々はその判断に従うのみです。
2020年はすべてのライブ活動を発表もできぬままキャンセルしました。先の見えない状況に迷い戸惑いながらも、少しでも多くの皆さんに音楽でエールを送りたいという想いはすべてのアーチストの共通の願いです。「イギリス」というキーワードが毎日ニュースで繰り返される中、いろいろな考えや意見があるのは最もなことだし、受け止めるべきは受け止めます。本当に誰もにとって苦難だらけの2020年の終わりに、自分の言葉を飲み込んで終わるのは悲しく、苦しいので、一言お伝えしました。2週間の自己隔離期間が終わったら、念のために再検査も行うつもりです。1月のライブの実現を願っているのは僕だけではないことを信じたいと思います。