日本最高齢歌手・野澤一馬さん 96歳で死去していた
1950~60年代に活躍し、「秋葉の火祭り」などのヒット曲で知られる歌手の野澤一馬(のざわ・かずま、本名同じ)さんが、5月5日に老衰のため都内の病院で死去していたことが27日、分かった。96歳だった。日本歌手協会によると、野澤さんは日本最高齢の歌手だったという。
1923年(大正12年)7月23日、東京・神田生まれ。53年に「旅のギター流し」でデビューし、甘い歌声と端正なルックスで一躍人気歌手となった。
晩年は都内で懐メロスナックを経営しながら活動し、2015年正月に放送された「第41回歌謡祭」では、91歳ながら元気に「秋葉の火祭り」を熱唱した。来年4月発売予定の、自身初のCD全曲集が遺作となった。