走り続けた紅白12年 初出場は異例の4分間メドレー【嵐メモリーズ6】
嵐が活動休止する2021年まであと3日。デイリースポーツでは、デビューした1999年から21年間を追い掛けてきた中から、7回にわたって名場面を振り返ります。
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デビュー10周年の節目に、国民的番組への初出場切符を手に入れた。
この年は、国立競技場で史上初の3日間連続公演を成功させたのを皮切りに、5大ドームツアーを敢行。国民的アイドルとして文句なしの実績を携え、ひのき舞台に立った。
相葉雅紀(38)は「NHKホールはJr.時代に何回か来たけど、紅白となると気持ちが引き締まります」と武者震い。初出場としては異例の約4分間にわたる長尺で、「嵐×紅白スペシャルメドレー」で「A・RA・SHI」、「Love so sweet」などを歌唱した。5人は赤色ジャケットで登場し途中スモークに包まれた瞬間、白色衣装に早変わりするサプライズ演出でも魅了し、第60回の“還暦紅白”の目玉にふさわしい鮮烈パフォーマンスを見せた。
以降、白組トリを1度、大トリを3度務めた。初の大トリの大役をつかんだ2016年は、「A・RA・SHI」「Happiness」「One Love」のスペシャルメドレーを披露し、視聴率43・7%を記録。初めて歌手別視聴率トップを叩きだした。相葉はこの年、美空ひばりさん以来46年ぶり2人目となる司会&大トリという大役を果たし、目に涙を浮かべながら歌い上げた。
2010年から5年連続でグループで白組司会を担当。メンバー単独でも前出の相葉をはじめ、17年に二宮、18年から2年連続で櫻井が白組司会を務め、個々の力の高さも見せつけた。グループ、個人合わせ司会計9回の勝敗は7勝2敗。
5人そろっての紅白は区切りを迎える。記憶に残るラストパフォーマンスが期待される。