尾上松也 感謝「すごくありがたい」若手による演目が新春の歌舞伎座を飾る
歌舞伎俳優の尾上松也(35)が30日、都内で来年1月の歌舞伎座公演「壽初春大歌舞伎」第一部「壽浅草柱建」(2~27日)の意気込みを語った。
1980年から続く浅草公会堂「新春浅草歌舞伎」のコロナ禍による中止を受け、2015年から出演を続ける松也を中心とした若手による演目が、新春の歌舞伎座を飾ることに。正月らしいおめでたい舞踊で曽我五郎時致役を務める尾上は「こういう機会でなければわれわれの年齢でお正月から歌舞伎座に集うことはできなかったであろうと思います。すごくありがたい」と感謝した。
今年は大ヒットしたTBS系ドラマ「半沢直樹」に出演。来年に向け「いつでも歌舞伎の舞台に出た時に力を発揮できるように、歌舞伎以外のお仕事でも常に意識をして他の所で経験値を積んで、いい充電期間にできたら」と抱負を述べた。
取材には中村歌昇(31)、坂東巳之助(31)、坂東新悟(30)、中村種之助(27)、中村米吉(27)、中村隼人(27)、中村莟玉(24)、中村鶴松(25)も出席した。