明石家さんまが２日、カンテレ・フジテレビ系で放送された「新春大売り出し！さんまのまんま」に出演。アニメ「漁港の肉子ちゃん」（原作・西加奈子）を制作することを発表した。声優陣の１人に、大ヒット中の人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公・炭治郎の声を担当する声優・花江夏樹を起用することも明かした。さんまの劇場版アニメプロデュースは今回が初めて。

　この日放送された「さんまのまんま」には花江が、「鬼滅」で善逸の声を演じた下野紘とともに出演。２人とのトークがほぼ終わったところで、さんまが「花江さん、あのう…申し訳ない、引き受けていただいたんですって？」と切り出し、「あのね、今度僕、アニメ作るんです」と電撃発表した。

　さんまが制作する初アニメは、港町に生きる母娘、肉子ちゃんとキクコがいきいきと生き、成長する姿を描いた西加奈子さんの小説が原作。さんまは「５年前に原作権をおさえて、１年前からアニメ化に動いて」とひそかに初アニメ制作プロジェクトが進んでいたことを明かした。

　ようやく声優を決める段階となり「花江さんに、唯一、男の重要な役、声かけさせていただいたら、快く承諾していただいて」と話すと、花江は「もちろんです！作品自体がすごいすてきで、絵の雰囲気がノスタルジックでいいですね」と笑顔でこたえていた。