佐藤蛾次郎、無念 コロナ不況で25年経営のパブ閉店「コロナには勝てない」
俳優の佐藤蛾次郎(76)が5日、フジテレビ系「バイキングMORE」で、昨年大みそかをもって、25年続けた銀座のカラオケパブを閉店したことを明かした。新型コロナの影響で売上げが落ち込んだことが大きな理由。蛾次郎は「コロナには勝てない」「コロナがにくい」との思いを吐露した。
番組では、蛾次郎が銀座で経営しているパブの最後の日を取材。昨年大みそかに、常連客が集まり、最後の日を迎えた。店は蛾次郎の代表作の一つ、「男はつらいよ」の撮影秘話などを聞ける場所としてファンに愛されていた。
蛾次郎は、新型コロナがなければ「ずっとやってます」「本当は閉めたくない」とも語り「コロナには勝てない。みなさんにうつったら大変だもん。だからやめたんです」と閉店理由を説明。
今は亡き妻とともにおよそ25年前にオープンした愛着のある場所。店の経営を手伝っていた長男の亮太さんによると、緊急事態宣言のため昨年4月に3カ月間休業。7月に再開したものの「オープン日は(客は)1人。最終的に7月だけで(客は)10人」という状態で「未来が見えなくなった」と説明した。
蛾次郎は閉店に「さみしい」と語るも「コロナには勝てない」「コロナがにくい」と何度も話していた。