元チャンバラトリオゆう輝哲也さん死去 娘の新喜劇女優「ありがとう」「大好き」

 ハリセン芸で人気を博したチャンバラトリオの元メンバーで俳優としても活躍した、ゆう輝哲也(旧名・結城またはゆうき哲也、本名・井上哲也)さんが敗血症のため4日に大阪市内の病院で死去したことが7日、分かった。79歳だった。元所属事務所の吉本興業が発表した。葬儀・告別式は近親者で営まれ、お別れ会を後日予定している。

 ゆう輝さんの長女で、吉本新喜劇に在籍する佑希梨奈はインスタグラムを更新。ゆう輝さんの画像を添え「1月4日に、父が永眠致しました。79歳でした。何とか元気だったのですが、糖尿病で免疫力が下がったところに、抗生剤が効かない菌が入り、敗血症のため、亡くなりました」と訃報を伝えた。

 関係者によると、晩年のゆう輝さんは持病の糖尿病で苦しんだという。6、7年前には合併症で心筋梗塞を起こして手術した際、短時間で2度、心肺停止に。孫の呼ぶ声で奇跡的に復活したが、その後も両足の指を複数切断したという。

 昨年夏前に体調を崩すと、11月には血流が悪くなり両足が腫れ上がったという。12月半ばに肺炎の症状で入院。1度は回復の兆しを見せたというが、思いは叶わなかった。人工呼吸器をつけたゆう輝さんは薬で眠り、家族との会話もならず、4日夜に帰らぬ人となった。

 闘病の中、近年は目立った仕事はなかったが、常に前向きだったという。映画プロデューサーや俳優としての復帰意欲も衰えなかった。殺陣(たて)の後進への指導を希望していたという。一方で、殺陣と笑いのセンスの両立は難しいため、チャンバラトリオの後継が現れないことを残念がっていたという。

 ゆう輝さんと、東映ニューフェイスの岡田千代さん(79)との間に生まれた佑希は、昨年12月24日のインスタに「苦しく辛いこともいっぱいありますが、せめて心だけは前向きに、乗り越えていきたいですね」とつづると同時に、『奇跡を信じる』とハッシュタグを付け、最後まで父の回復を願っていた。

 この日は「生前お世話になりました方々、父のファンの方々には、感謝しかございません」とあいさつ。「コロナ渦中により、家族葬となります。後日、お別れの会、偲ぶ会、何かしてあげたいなとは思っております。また、落ち着いたら」と記し、ハッシュタグに「ありがとう」「大好きな父」「偉大な父」「ミナミの帝王」「沢木の親分」などのフレーズを並べた。

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