金子勝氏 菅首相のビジネス入国継続政策に危機感「科学的思考が皆無か?」
立教大学特任教授で慶応大学名誉教授の金子勝氏が8日、ツイッターに新規投稿。政府が、中韓を含む11カ国・地域からビジネス関係者などの入国を受け入れている仕組みを一転して継続することを決めたという報道を受け、「科学的思考が皆無か?事態の深刻さを理解できない」と危機感を募らせた。
金子氏は、菅首相自ら「こんにちは、ガースーです」と名乗った愛称を使って「ガースーは科学的思考が皆無か?」と責任を追及。「イギリス型の感染力が強烈なのに、いったん決めた全ての外国人の入国規制を一転継続する。外国人技能研修生を中心にベトナム、中国など11カ国は2週間待機もなし」と現状を説明した。
その上で、金子氏は「東京五輪開催強行もそうだが、事態の深刻さを理解できない」と苦言を呈した。
金子氏は、新型コロナウイルス変異種発見後もビジネス往来の枠組みを維持する政府に対し、12月30日付投稿でも「外国からの入国停止と言いながら、アベ政権キモイリの技能修習生への入国緩和はビジネスの名のもとで継続するという。最大の穴が開いたままだ」と指摘している。