小池知事会見、カメラの前で深々と頭下げる「お願いです」…行動自粛を切実訴え
東京都の小池百合子知事が8日午後、東京都庁で定例会見を行った。1都3県への緊急事態宣言が発令されたことを受け、冒頭で15分にわたって危機的状況にあると切実な声で訴え、行動自粛を求めて「ご協力の程、改めてのお願いです。よろしくおねがいします」と深く頭を下げた。
テレビの情報番組が生中継する中、小池知事は、会見冒頭、ゆっくりと語りはじめ「都民の皆様にお願いです。最大点、外出を控える。これを徹底して下さい。特に20時以降の外出はおやめください。買い物、通院など必要な外出も短時間でお済ませ下さい」「不要不急の県境をまたぐ移動も自粛して下さい」と求め続けた。
9日からの3連休に向け「ステイホームでお願いします」と訴え、事業者へのテレワーク徹底、飲食店への営業時間短縮なども求め、防災無線での呼びかけることなども説明した。
「未知のウイルスとの戦いでございます」と呼びかけ、「現在、都は緊急事態宣言下にあります。ギリギリの状況にあります。難局を乗り越えるには、都民の皆さんのさらなるご協力が必要不可欠です。これまでとは違う局面に変わっている、そのことをおひとり、おひとりが強く認識してください。命を守るために、みなさんと危機感を共有したい。皆で行動を変え、感染拡大の流れを食い止める。力を結集して未来を切り開いていきたい。ご協力の程、改めてのお願いです。よろしくおねがいします」と述べ、深く頭を下げた。