菅義偉首相の公式ツイッターが９日、１０日に朝のＮＨＫ「日曜討論」に生出演すると告知した。テーマは「緊急事態宣言とコロナ対策」で、「ぜひ、ご覧ください」としている。一方で、社民党・福島瑞穂党首、れいわ新選組・山本太郎代表、ＮＨＫから自国民を守る党・立花孝志の３人はＶＴＲ出演になったとＳＮＳで伝え、山本氏は「スタジオ出演から、また締め出されました」と抗議している。

　菅首相を巡っては、緊急事態宣言を発令する一方で、全面停止を検討していた中韓など１１カ国・地域との間で合意しているビジネス関係者などの往来を一転、継続したことに反発が起こり、ＳＮＳが荒れるなどしている。８日にテレビ朝日「報道ステーション」に出演して、「安全なところとやっている」「変異種が１例でも発生した国は、すぐ停止」と説明し、政府が全入国者に出国前７２時間以内の検査証明と、一部免除していた入国時検査も全員に求めると発表した。

　ただ、後手後手対応との批判が続き、日曜討論出演を告知した投稿に対しても、「ビジネストラック止めて」「入国拒否」「海外からの人を止めるべき」「日本のビジネスマンはみんなテレワークなのに、何でビジネス客が来る？」「なぜ入国を全面的に止めない？」「入国を全面禁止にして」「先手の対応を」「ザル入国止めろ！」との投稿が続き、しっかりと討論で応答する形での説明が求められている。