前川喜平氏、俳優や音楽家の3割以上「コロナ禍で死にたい」回答に危惧「大変な数字」
元文部科学事務次官の前川喜平氏が15日、ツイッターに新規投稿。俳優・古舘寛治が、俳優や音楽家などの3割以上が「コロナ禍で死にたいと思った」とアンケートに回答したというNHKニュースを引用して「文化をリスペクトする国がいいな」とツイートしたことに対し、「大変な数字。生き延びるための対策が必要」と訴えた。
前川氏は「『死にたいと思った』が3割以上。これは大変な数字だ」と指摘。「パフォーマーたちが生き延びるための対策が必要だ」と訴え、最後に「文化庁」と文科省の外局として「芸術創作活動の振興」を担当する同庁の存在で締めた。
報道によると、文化関連の30以上の団体が参加する「演劇緊急支援プロジェクト」が12月31日から1月7日にかけて俳優や音楽家などを対象にインターネットで行ったアンケート調査に回答した5378人のうち、「コロナ禍で死にたいと思ったことはあるか」という質問に3割以上の1725人が「ある」と答えたという。
また、自由に記述する欄には「演劇をやることへの周囲からの差別的な考え方がつらい」「エンタメ業界の復活が難しくなり、文化的につまらない国になると思う」といった意見があったという。