レディー・ガガが歌う バイデン次期大統領の就任式で国歌を
米国のバイデン次期大統領の就任式委員会は14日、ミュージシャンのレディー・ガガ(34)が20日の就任式で国歌を歌うと発表した。性的少数者(LGBTQ)の権利擁護などに取り組むガガと共に、寛容な社会実現を訴える狙い。就任式の国歌は見せ場の一つ。最近ではオバマ前大統領の2期目の就任式で歌手のビヨンセが歌った。
会場の首都ワシントンでは就任式に合わせて武装した抗議活動が計画中とされ、当局は既に厳戒態勢に入った。米メディアによると、トランプ大統領支持者による連邦議会議事堂襲撃に続く暴力行為への懸念から、バイデン氏が就任宣誓する議事堂周辺では既にダンプカーでバリケードがつくられ、迷彩服の州兵が展開している。
議事堂から中心部を東西に貫く緑地帯ナショナルモールは通常は祝福する多くの人々でいっぱいとなるが、今年は閉鎖の見通しだ。ワシントン首都圏交通局は15日以降、中心部に近い13駅を閉鎖。緊張下の就任式となる。