ＴＯＫＩＯ・長瀬智也（４２）が１８日、都内で行われた主演ドラマ「俺の家の話」（ＴＢＳ系、２２日スタート。金曜、後１０・００）の記者会見に、共演の戸田恵梨香（３２）らと共に出席した。今年３月いっぱいでジャニーズ事務所を退所する長瀬にとって、これが最後の連ドラとなる。

　脚本家の宮藤官九郎氏（５０）と初タッグを組んだ代表作の「池袋ウエストゲートパーク」（００年、同局系）から２１年。映画、ドラマで幾度となくクドカンとタッグを組んできたが、今作では「能楽」の人間国宝である父（西田敏行＝７３）の介護のため現役引退した元プロレスラーという異色の役柄を演じる。

　「ピークの過ぎたレスラー役で、ちょっと自分にも重なるところがある」という。ポスタービジュアルでは屈強な肉体を披露。「モザイクかけなくて大丈夫ですか？」と笑わせ、「ヘヴィメタを聴いていたらあんな体になった。闘争本能を沸き立たせないと、トレーニングもできないですから。３カ月くらいかけて１２～１３キロ増量しました」と肉体改造の秘話を明かした。

　退所後はクリエーターに転身することを明らかにしており、俳優・長瀬としての貴重な主演作になる。「シンプルなセリフでも、若い時には表現できなかったニュアンスを感じることがあって感慨深い」と“集大成”への思いをにじませた。

　新婚の戸田は、西田を担当する介護ヘルパーで、遺産目当てを疑われるという役どころ。「不思議な役でいまだに謎」と苦笑いだった。