文化放送 シティ・ポップをヴァイナルでオンエアする新番組を3・29スタート
文化放送は19日、世界的なブームとなっているシティ・ポップをヴァイナルレコード(アナログレコード)でオンエアする新番組「ヴァイナル・ミュージック~歌謡曲2.0~」(火~土曜、前3・00)を3月29日からスタートさせることを発表した。
同局では、若年層のリスナーを獲得する一方で長年のリスナーとの関係も大切にしたいとし、「“古き良きもの”を“新しく魅せる”ことができ、多くの世代のココロを動かしていくのが、『シティ・ポップ』、そして『ヴァイナル・ミュージック』だと考え、昔レコードに慣れ親しんだ人には懐かしさを、若い人には新しい音楽メディアとして温かさと興味を届ける」と番組の趣旨を説明した。
シティ・ポップは1970~80年代の邦楽シーンで発展した、さまざまな洋楽の影響を咀嚼(そしゃく)、消化し、より都会的で洗練されたサウンドを聴かせるようになったポップス。主なアーティストに故大滝詠一さん、山下達郎、南佳孝、荒井(現松任谷)由実、大貫妙子、桑名晴子、竹内まりやら、主な作曲家に故筒美京平さん、林哲司氏らがいる。近年、海外の音楽ファンからも“発見”され、内外でブームとなっている。
ヴァイナルレコードも近年、その魅力が見直され、米国ではCDの売り上げを上回るなど再び重要な音楽メディアとなっている。
番組では同局が保有する大量のヴァイナルレコードを最大限に活用し、ヴァイナルレコードの音源を中心にシティ・ポップをオンエア。パーソナリティーは選定中で、新旧の音楽に深い愛情がある若手アーティストやインフルエンサーを起用する方針だという。
また、TikTokやインスタグラム、Spotifyなども活用し、新しい聴取者層や海外リスナーにアピールしていく考えだ。