加藤シゲアキ「オルタネート」本屋大賞にノミネート 直木賞は受賞逃すも…
「2021年本屋大賞」のノミネート作品が21日、発表され、NEWSの加藤シゲアキの「オルタネート」が選出された。加藤は前日に発表された直木賞でも受賞こそ逃したが初ノミネートを果たしていた。
「本屋大賞」は全国の書店員の投票で決まる賞で、これまでも多くの大ヒット作品が受賞している。2020年は凪良ゆう氏の「流浪の月」が受賞。17年は映画化された恩田陸氏「蜜蜂と遠雷」、18年は辻村深月氏「かがみの孤城」、19年は瀬尾まいこ氏「そして、バトンは渡された」が受賞している。
今回のノミネートを受け2次投票がスタートし、2月28日に締め切り。大賞作品発表は4月上旬予定。
加藤の「オルタネート」は、直木賞でも決選投票まで残っており、選考委員の北方謙三氏も「よく書けていると思ったし、強く推している他の委員もいた」と発言していた。今度は“本のプロ”の書店員による投票。初戴冠なるか、注目を集めそうだ。
ノミネート作品は以下の通り
「犬がいた季節」伊吹有喜
「お探し物は図書室まで」青山美智子
「推し、燃ゆ」宇佐見りん
「オルタネート」加藤シゲアキ
「逆ソクラテス」伊坂幸太郎
「この本を盗む者は」深緑野分
「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ
「自転しながら公転する」山本文緒
「八月の銀の雪」伊与原新
「滅びの前のシャングリラ」凪良ゆう
※作品名50音順