女優・長澤まさみ（３３）が２１日、都内で行われた「すばらしき世界」（西川美和監督、２月１１日公開）のプレミアム上映イベントに主演の役所広司（６５）、仲野太賀（２７）らと登場した。

　シースルーのロングドレス姿で登壇した長澤は、イベントの途中にリポーターに扮（ふん）して役所を直撃。直前に仲野が「仲野大賀はどうでしたか？」と自身への評価を聞いた流れに乗り「長澤まさみは？」と直球質問。役所から「きれいですよ。ものすごくきれい」と満点回答を得ると「ありがとうございます！」と声を弾ませた。

　本作は作家佐木隆三氏の小説「身分帳」が原案。元殺人犯で人生の大半を獄中で過ごした男性が、出所後に日常社会と向き合う姿を描く。同作は昨年１０月の第５６回シカゴ国際映画祭で「観客賞」を、役所は「最優秀演技賞」を受賞。この日、会場には盾とトロフィーが届き、役所は「うれしい。作品の力があってこその個人賞。できるなら（トロフィー）刻んでみんなで分けたいがもったいないので預かっておきます」と笑顔を浮かべた。