ムロツヨシ 役者25年目映画初主演「やりきってきました」 今秋公開「マイ・ダディ」
俳優のムロツヨシ(44)が映画「マイ・ダディ」(今秋公開)で主演を務めていることが21日、分かった。多数の作品で爪痕を残してきた役者歴25年のベテランが満を持して“映画初主演”に挑んだ。
役者を始めた1996年から25年目の悲願達成だ。ムロは今年1月時点で「50回目のファーストキス」「ダンスウィズミー」など累計44本の映画に出演。ドラマや映画のオファーがやまない存在だけに、“映画初主演”という事実に驚く人も多いだろう。
ムロは最愛の妻を亡くし、男手一つで一人娘を育てる、お人よしで誠実な父親役。人懐っこい性格と愛されキャラが存分に生かされる“ハマり役”だが、最愛の娘は病に冒されて…という波乱が待ち受けている。
ムロは台本に目を通してから2時間後に「やらせてください」とオファーを快諾。新型コロナウイルスの感染拡大で撮影延期になるなどの苦難を乗り越え、昨年12月上旬のクランクインからクリスマスイブの24日まで立派に父親を演じきった。
公開される今秋には45歳になる。初主演作に気合十分のムロは「この映画制作のお知らせができることにただただ喜んでいます。この父をやりきってきました!見たいという期待を持ってください」と作品が銀幕に投影される日を待ち望んだ。
金井純一監督(37)は「この映画だけは絶対に失敗できない。ムロさんのお人柄もあり、とてもいい緊張感の中で撮影ができた」と最高傑作とアピールした。