石破茂氏「不愉快の極み」内閣支持率急落で政局報道に

 自民党の石破茂元幹事長(63)が22日に投稿したブログで、「各種世論調査で支持率が急落していることを受け、今後の政局の観測記事が散見されるようになりましたが、不愉快の極みです」と記した。

 「昨年の9月に自民党が圧倒的な支持のもとに現政権を発足させ、報道も褒めそやしていたことを忘れたのでしょうか」と指摘した。

 党内について「このままでは自分の選挙が危ないので総裁を代えようなどという考え方が仮にあるとすればもっての外で、自分たちが決めたことには国民に対して最後まで責任を持たねばなりません」と指摘し、「そのような恥知らずな議員は自民党にはいないと思っております」と記した。

 新型コロナウイルスの変異種に関する報道については、「静岡県では、県知事が『感染拡大緊急警報』を発令し、テレビを中心としたメディアはこれを大きく取り上げて『専門家』が登場して論評、街頭インタビューは市民の『怖い』という声ばかり」と記し、「これが本当に正しい報道の在り方とは私には考えられません」と主張した。

 「新型コロナウイルスの流行を軽視するつもりは全くありませんし、献身的な努力をしておられる医療関係者が疲弊の極にあることもよく承知しているつもりです」としたうえで、「この1年でこのウイルスに関する解明が進み、治療法が相当程度確立したこと、それにより重篤化や死に至る危険性は当初に比べて相当程度減少したこと」「人口当たりの死亡率はアメリカの30分の1であること」などの項目を列挙し、「等々の指摘をする医師や学者の出演する場面をほとんど見ないことには強い違和感があります」とした。

 「万が一にも不安を煽ることが視聴率のアップに繋がるなどと考えているなどとは思いませんが、メディアには色々な意見や情報、事実を公平に報道する姿勢を強く望みます」とつづった。

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