吉村知事 東京五輪の24年再延期案を改めて訴え「現状でどこまでできるのか」
大阪府の吉村洋文知事(45)が24日、フジテレビ系の生番組「日曜報道THE PRIME」に出演し、海外の有力メディアで延期、中止報道が相次ぐ東京五輪について、2024年への再延期を改めて訴えた。
22日にABCテレビ「キャスト」で24年への再延期案を主張した吉村氏は、この日、「東京五輪も本当にやってもらいたいと思っているので、中止っていうのだけは何とか避けてもらいたいなというのが本音です」前置き。
その上で「現状でホントにどこまでできるのかと。中止になるぐらいだったら、2024年に何とか延期するっていうふうに方向性を何とか変えてですね、2024年のオリンピック、25年の(大阪)万博に日本の大きな方向性をもっていくっていうのも、一つの考え方なんじゃないかと思っています」と、改めて24年への延期案を訴えた。
東京五輪を巡っては、15日に米ニューヨーク・タイムズ紙が「見通しが暗くなってきた」、米ブルームバーグ通信が「中止となる可能性がある」などと悲観的な見解を報道。22日には英タイムズ紙が、与党幹部の話として、日本政府が非公式ながら中止せざるを得ないと結論付け、32年開催を目指していると報じた。