不織布とウレタンの差は…医師は「勝負すること自体おかしい」 二重はOK
爆笑問題と同じタイタン所属の医学博士・奥仲哲弥氏が24日、TBS系「サンデー・ジャポン」にゲスト出演し、ウレタンマスクと不織布マスクの効果の違いについて説明した。
番組では、飛沫防止効果(吐き出し)が不織布マスクで80%なのに対し、ウレタンマスクは50%程度であるなど、スーパーコンピューター「富岳」のデータを紹介。街中では“ウレタンマスク警察”と呼ばれる、ウレタンマスクをしている人を注意する人まで現れているとした。
パネリストで出演したモデル・藤田ニコルは「(マスクを)着けていない人に言うなら分かりますが、着けている時点で(感染対策に)気をつけていると思いますけどね。何でも警察になるのがちょっと」と不快感を示した。
奥仲氏は「本当に自分が感染したくなければN95の医療用マスクしかない。確かにウレタンは50%、不織布マスクは80%程度。でも不織布マスクはどうしても、ちゃんとしてない人が多いんです。どうしても耳の所や口元が気になるって、脇が開いてる人が多い。ぴしっとマスクをした状態でこういう(データ)差なので。ウレタンマスクは形状がぴしゃっとしているので脇漏れしないし、あまりイライラしないからずっと着けていられる。どっちもどっち。勝負すること自体おかしい」とマスクの素材について解説。
その上で「私も通常はウレタンマスクをして、診療の時に不織布、サージカルマスクを着けて感染症の時はN95を使い分けています」と話した。
パネリストの元衆院議員・杉村太蔵は「私は下にウレタンマスク、その上に不織布マスクを着けると、1枚だけよりも着け心地が楽なんですが、二重はどうですか?」と質問。奥仲氏は「非常にいいこと。優等生です」と答えた。