ジョニー野村さん死去 ゴダイゴ元プロデューサー、「ガンダーラ」など黄金期全作品
ロックグループ・ゴダイゴの元プロデューサー、ジョニー野村(本名野村威音=のむら・いおん)さんが23日午前7時20分に脳梗塞(こうそく)のため、フィリピン・セブ島の自宅で死去したことが24日、分かった。ゴダイゴの所属事務所が発表した。75歳。葬儀は近親者で執り行う。
ルーマニア・ブカレスト生まれの野村さんは、1975年にタケカワユキヒデ(68)、翌76年にゴダイゴの各デビューアルバムをプロデュース。「ガンダーラ」「モンキーマジック」「銀河鉄道999」「ビューティフルネーム」などのヒット曲をはじめ、バンド黄金期全作品のプロデューサーを務めた。
ゴダイゴのボーカル・タケカワは長期闘病の末、亡くなった野村さんとの思い出を回想。「僕の作曲も歌も本当に理解してくれる最高の仲間で、兄貴のような存在でした。85年のゴダイゴ解散後は疎遠になってしまっていましたが、彼がいなかったら、ガンダーラや銀河鉄道999のヒットも存在もなかったはずです。感謝と敬意と共に冥福を祈りたいと思います」と悼んだ。
リーダーのミッキー吉野(69)は「ジョニーを想いピアノを奏でています」とコメント。YouTubeで「Thanks to Johnny」とし、楽曲「Piano Blue」を天国へ手向けた。また、自身のツイッターで「ゴダイゴ結成にあたって最重要な仲間であり、横浜時代の先輩でした。残念。」と追悼した。