石原良純 兄・伸晃議員コロナ感染に「いろいろ思う人はいると思うが…」

 俳優の石原良純が25日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、兄で自民党元幹事長の石原伸晃議員が新型コロナに感染し入院したことに言及した。

 石原伸晃議員は22日に感染を公表。直前の21日には派閥の総会に出席していた。石原議員は既往症があることからすぐに入院した。

 良純は、伸晃議員と「電話で話をした」といい「無症状ですが、既往症があるということでお医者さんに勧められて入院したということで、今の医療状況の中ではラッキーというか、手厚い看護を受けられた方だと思う」と語った。

 今回、伸晃議員は無症状でPCR検査を受け、陽性反応が出たことから、費用や手間がかかることは承知の上で「やっぱり無症状でもやった方がいい」と実感した様子。「もしやらないでいたら、無症状の時点で何日間か国会なり歩いてしまう」と知らぬ間に広めてしまっていた可能性もあると指摘した。

 一部には無症状の人にまで検査を行えば、さらに医療機関が逼迫すると反対する声もあるが、良純は「ならほっとくのかと。コロナとかの戦い、補償とかもあるが、守るだけじゃなく、病気の現状を把握して受け入れ体制が拡充されれば不安、格差意識、不公平感払拭して、病気と闘う部分をもう少し考えてもいい」との思いも訴えた。

 羽鳥慎一アナから「厳しい声だが、議員だから、自民党の重鎮だから入院できたのでは?」と質問されると「既往症があると」「命の不安、誰にもある中でそれをどう判断するか」とコメント。そして「病気と戦う中で無症状ならどうなる?発熱したらどうなるかとカテゴライズして、組織化していく。1人1人のお医者さん、個人に任せると不公平感が出るので、レギュレーションを作って、保健所が逼迫しているのなら、保健所体制、オペレーターは専門家じゃなくてもいい。マニュアル化して常に見守られている安心感があれば平温に暮らせるのではないか」との思いを語った。

 そして「伸晃議員にいろいろ思う人がいるとは思うが、命の危険を感じた時にどう行動をとるかは、なってみないと分からない」とも語っていた。

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