志らく 麻生&二階氏の物言いに疑問「困ってるなら死ねと聞こえる」
落語家の立川志らくが25日、TBS系「グッとラック!」で、自民党の重鎮議員らの物議を醸した発言に言及。社会的弱者の国民には「困っているから死ねと聞こえる」と、その物言いを批判した。
番組では自民党の麻生太郎副総理、二階敏博幹事長の先週の発言を取り上げた。
麻生氏は22日に、一律10万円給付金の再支給について「あれは国債発行してんだから、政府の借金でやるんだよ。後世の人たちにさらに借金を増やすと言うことですか」とコメント。二階氏はNHKの番組で政府のコロナ対策について「いちいちケチつけるもんじゃないですよ」と語り、炎上していた。
これに志らくは「こういう個性豊かな、あくの強い政治家は、昭和の時代にはたくさんいた」と切り出し、「ただ昭和はある程度デタラメな時代。それが力強いって魅力があったが、昭和のデタラメな部分を直すのが平成という時代。この物言い、今の時代には合わない」と語った。
「国民が税金を納めているわけだから、困ったときに助けてくれるのが国」とも語り「今は有事。本当に悪いことなんか何もしてない一生懸命働いている人がどうにもならない、やっていけないと(言っている)」と代弁。「そんな人たちがありがとうと言ってくれるお金の使い方をすればいいのに…」とコメント。
麻生氏、二階氏とも「言ってることは間違っちゃいない」としながらも「物言い。なんとかして助けますというメッセージ性がないから、あんた達困ってるなら死ねと聞こえる」とバッサリ。「この物言いをなんとかしてくれないと不満は出てくる」と語った。