坂本冬美 新曲提供の桑田佳祐に授けられた設定は何と火サスの主人公!
演歌歌手・坂本冬美(53)が25日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、サザンオールスターズの桑田佳祐に作詩・作曲を依頼した新曲「ブッダのように私は死んだ」の秘話を明かした。
中学時代から桑田に憧れていたという坂本が、“その時”を述懐。「2018年の紅白でサザンの皆さんが大トリをとられた年に初めて御一緒しまして、桑田佳祐さんを私見つけてしまったんです。もう脇目も振らず桑田さんの所に直進して直撃していったんですよ。青春時代がよみがえったのと同時に、デビュー当時の、曲を(桑田さんに)作っていただきたいという思いがよみがえりまして」
その後、ダメ元で楽曲依頼のラブレターを送ったところ、数カ月後にスタジオを訪ねると、すでに曲が出来上がっていたという。『これ見て下さい』と…。もう感動で涙があふれました」と振り返る。
ただ、詞を目にしたときは衝撃を受けた。「(歌い出しの)『目を覚ませばそこは土の中』。もうクエスチョンですよ。え?え?私はこの世にいないの?いろんな主人公の女性をこれまでも歌ってきてますけれども、この世にいないという主人公の設定はこれまでなかったので…」。そんな坂本に桑田が「『火曜サスペンス劇場』、その主人公を演じてくさい」とリクエスト。「なるほど!と思いました」と、そこで理解できたという。
これまでの和服とはガラッと変わり、白いスリップドレスで妖艶に歌う新境地。「体張ってやりました。和服を着て真面目に歌う坂本冬美というイメージがあるとすれば、そうじゃない私を今出さないと。この曲で出さないと今しかないだろうと」と、決意しての挑戦だ。
坂本は「恐れちゃいけないんだなって。実は石橋たたいても渡りたくないような性格してるんですけれども、自分がどっかでぽーんと飛び越える勇気も持たないと、殻を破ることも新しいことにも出合えないんだということを今回教えて頂きましたので、これからも恐れずにどんどん殻を破っていきたいと思います」と意欲的に話していた。