石原伸晃氏感染 “特権”“何で即入院”に菅首相は「意見として受け止める」
新型コロナウイルス対策などを盛り込んだ衆院予算委員会が25日午前、始まった。午後には昨年11月にコロナに感染し、入院した立憲民主党の小川淳也議員が質問に立った。
小川氏は自民党の石原伸晃元幹事長が21日にPCR検査を受け、22日に陽性と判明し、既往症があるとして、即日入院したことについて「“あれだけ会食ダメと言っておきながら自分たちだけは特権かよ”“何で無症状で即、入院できるんだ”という声もある」と触れ、「自宅で亡くなっている方々が多発している中、国政に携わる、しかも自民党の大幹部が、こういうことだと疑念が生じるのも無理はない」と指摘した。
これに菅首相は「石原元大臣がどういう形で入院したか私は承知しておりません」とし、「1つのご意見として受け止めさせていただきます」と述べた。
石原氏はPCR検査を受ける直前の21日昼には、自ら率いる石原派の坂本哲志地方創生担当相と野田毅衆院議員と会食をしていた。
小川氏は、坂本氏にも「不謹慎だと思う。てっきり今日は“濃厚接触者”で(予算委にも)来ないと思っていた」と厳しく質問。坂本氏は3人での会食について「食べる時だけマスク外して」などと感染対策をとっていたなどと主張した。