菅首相「のど痛いが大丈夫」 かすれ声で国会答弁
菅義偉首相は25日、衆院予算委員会でかすれた声で答弁する姿が目立ったが、体調に問題はないと強調した。
立憲民主党の小川淳也氏から「総理、咳が止まらないとか、咳き込むとかの報道が散見されます。今朝も朝からちょっと声のかすれが気になる。体調はいかがですか」と尋ねられ、「のどが痛くて声が出ないだけで、至って大丈夫です」と答弁した。
さらに小川氏が「前総理のこともございましたし、想像以上のストレス、プレッシャーだと思います。くれぐれもご自愛ください」と体調悪化で辞任した安倍晋三前首相に言及すると、菅首相は小さく頭を下げて応じた。普段から散歩をするなど健康管理に気を使う首相だが、この日もコップの水を何度も飲んだり、咳き込んだりする姿が見られた。
首相の体調について、加藤勝信官房長官は会見で「公務に支障はない」と強調。官邸の医務官と相談しながら、必要な薬を服用していると説明した。首相がPCR検査を受けたかを問われ「必要な検査をしている」と述べるにとどめた。
予算委では感染防止のため、首相や閣僚が答弁する演題の前にアクリル板を置き、飛沫を防ぐ対策を講じた。