菅総理 蓮舫議員へ「失礼じゃないでしょうか」…「そんな答弁だから」に反論
菅義偉総理大臣は27日、参院予算委員会で、立憲民主党の蓮舫議員の質問に「失礼じゃないでしょうか」と反論する一幕があった。
この日の参院予算委の質疑で、蓮舫議員は、自宅療養中、もしくは宿泊療養中に亡くなった人が全国で29人いることに「29人の命、どれだけ無駄になったんでしょうか。総理、その思いわかりますか?」と質問。菅総理は「そこは大変申し訳ない思いであります」と答えた。
すると蓮舫議員は「もう少し言葉はありませんか」と再質問。菅総理は「心から、申し上げましたとおり、大変申し訳ない思いであります」と答えた。
これに蓮舫議員は「そんな答弁だから言葉が伝わらないんですよ、そんなメッセージだから国民に危機感が伝わらないんですよ。あなたは総理としての自覚、責任感を言葉で伝えようとする思いはあるんですか?」と問いただした。
すると菅総理は「失礼じゃないでしょうか」と猛然と反論。「私は少なくても総理大臣に就任してから、なんとかコロナ対策、1日も早い、安心を取り戻したい、そういう思いで全力で取り組んできた」「必死に取り組む中、私自身、出来る事はさせていただいてきています」とも答えた。
緊急事態宣言発出などで「いろいろな批判はある」と承知しているとも語り「私自身、悩みに悩んで悩んで悩んで判断させて頂きました」との思いも吐露。「言葉が通じる通じないは私に要因があるのかもしれませんが、私自身は精一杯取り組んでいるところであります」と毅然と回答。与党席からは拍手も起こった。
これに蓮舫議員は「その精一杯は否定しません。ただ伝える努力が足りないと言っているんです」と訴えていた。