菅首相 与党幹部外出を陳謝 参院予算委員会で「大変申し訳ない」
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菅義偉首相は27日の参院予算委員会で、与党の2議員が緊急事態宣言下で東京・銀座のクラブを深夜に訪れた行動を「国民に外出自粛の協力をお願いしている中、大変申し訳ない」とわびた。
自民党の松本純国対委員長代理は18日に、公明党の遠山清彦幹事長代理は22日に銀座のクラブを訪問したことが判明。立憲民主党の徳永エリ氏に猛省を求められ、陳謝した。自民党は午後8時以降の外出自粛を通知しており「党としてもしっかり対応したい」と弁明した。
一方で、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ2020年度第3次補正予算案の総括質疑に臨み、一時停止中の観光支援事業「Go To トラベル」の再開は国民の理解が前提になるとの認識を表明した。政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長は、再発令した宣言の効果に関し「おそらく今週末から来週初めに分かる」と説明した。