テレ朝・玉川氏 コロナの「自宅療養」という言葉良くない…「自宅放置ですよ」
テレビ朝日の玉川徹氏が29日、同局系「モーニングショー」で、新型コロナウイルス感染者に使われる「自宅療養」という言葉に異議を唱え、「自宅放置」であると訴えた。
新型コロナの感染拡大に伴って医療が逼迫(ひっぱく)し、入院できずに自宅療養を余儀なくされる感染者が多くなっており、自宅で死亡するケースも増えてきている。この日の番組では、50代の男性が自宅療養中、新型コロナ肺炎に伴う脳出血で死亡したケースを取り上げた。
玉川氏は「自宅療養って言葉も本当は良くないですよね。これは、医療側から見ても患者側から見ても、感染してる人からすれば放置ですよ?自宅放置なんですよ。だって、自宅にいる間に一切、現代医療のアクセスが受けられてないんですもん。連絡確認は医療ではないですよね、ただの連絡ですから」と、厳しい口調で指摘。
「自宅療養なんて言葉付けちゃってるから、いかにもみんなそれを受け入れちゃってるっていうかですね、当たり前として受け止めてる、これしょうがないんだって思ってる人が相当いると思うんですけど、これ、しょうがない話じゃないですからね」、「放置しておくっていうふうなことを、今のままで続けてはダメですよね」と、医療の現状への危機感をあらわにした。
司会の羽鳥慎一は玉川氏の訴えに同意しつつ、「それは皆さんそう思っているんですけど、物理的な問題で、なかなかそこは苦渋の(振り分けの)選択で」と、現場を気遣っていた。