橋下徹氏 東京五輪「全部外部に決定権をゆだねるのは恥ずかしい」 指針示すべき
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が30日、カンテレ「胸いっぱいサミット!」(土曜、正午)にゲストとして生出演し、今夏に予定されている東京五輪について「全部外部に決定権をゆだねるのは恥ずかしい」と、開催国として指針を立てることを望んだ。
昨年1年延期された東京五輪は、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響で、中止や2032年延期などの情報も浮上している。橋下氏は「どういう風に判断するかが大事。こういう状況なら日本人観客だけ、こういう状況なら観客なし、この状況で延期とか。今そういう指標がない中で、この状況でIOCとかWHOとか世界情勢の判断に流されて、日本は主体的に判断できず、全部外部の方に決定権をゆだねるのは恥ずかしい」と力説。
世界的な感染拡大の影響もある中「日本だけの意思でやる、やらないを決めるのは難しいけれど、日本の国としてこういう条件の時はやります、こういう条件の時は無観客で、と事前に決めて3、4月に意思表示してもらいたい」と開催国としての指針をしっかりと示すことが大事だとした。
「菅(義偉首相)さんが言っているのは『政府が決めるものじゃない』とか、東京都は『やる』の一点張りだし。このままIOCが『できません』と言ったらそのまま聞いたら情けないなと思う」と話した。