明日海りお 宝塚退団後初ドラマにドキドキ「新人公演の頃を思い出す」
元宝塚歌劇団花組トップスターで女優の明日海りお(35)が、出演中のフジテレビ系ドラマ「青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-」(火曜、後9・00)の会見をこのほど大阪市内で行った。2019年11月に退団して以来、初のドラマ出演。「私ってアップになると、こんな風に映るんだ」と、映像世界に初々しい反応を見せた。
これまで男役として舞台に立ち続けていたため、「自然な演技をしているつもりが、表情筋が大きく動いてしまって」と反省。これまで舞台ではほとんど演じることのなかった女性を演じることに対し「ちゃんと女性に、学校の先生に見えているのかな?って」と不安も。カーディガンや膝丈スカートなど「今までになじみのない格好で、鏡の前でソワソワ」と照れた笑顔も見せた。
宝塚のトップスターとして、稽古場でも舞台でも中心にいて組子を率いてきた。だが今回は退団後初のドラマ現場とあって、ドキドキが止まらない。「いままで大勢の人の真ん中にいて、緊張はしなかったのに…今回は小さな頃の発表会や新人公演の頃を思い出してしまって」と笑う。
その一方で「チームワークという点では、舞台もテレビも同じ」と共通点も見いだした。今後は「役によって印象が変わり、『あの人いいな』と思っていただける、そんな女優に」と見据える。
「青のSP」で明日海演じる、正義感の強い音楽教師・小川香里は、死亡ニュースが流れていたことから、既に他界したことがわかっている。今後、さらにさまざまな事件がおき、物語が展開していく。
宝塚時代の先輩や後輩からは、明日海演じる香里が死亡していることから、涙マーク満載のメールやLINEが届き、質問攻めにあったという。「香里がぞっとする存在なのか、癒やしとなるのか…どんな過去なのかも徐々に明らかになるので。楽しみにしてください」とアピールした。