通天閣社長「吉村知事と熱い約束」…再び緑点灯願う 新型コロナライトアップで

 大阪・通天閣の恒例行事「第65回通天閣節分福豆まき」が2日、開催された。コロナ禍とあって、65回の歴史で初めて豆まきではなく、『豆渡し』の形で実施。ゲストの元宝塚歌劇団星組トップスター・紅ゆずるらが透明の仕切りの下から手渡しした。

 通天閣観光の高井隆光社長は「65回の歴史で『豆渡し』は初めて。(昨年末の)干支(えと)の引き継ぎ式もなくなったんで、伝統行事すべてがなくなることは避けたいと思った。この時期だからこそ、福を分けて変化のきっかけになれば。下を向いていても仕方ない。大阪の元気タワーとして発信する」とコメントした。

 コロナ禍で、大阪府の吉村洋文知事の要請を受けて、府民への注意喚起などに通天閣のライトアップを利用。今後について、高井社長は「大阪モデルの緑(信号)になったら、ぜひまた点灯しましょうと吉村知事と熱い約束をしている。まだまだ苦難の道が続くが、一日も早く緑のライトアップをしたい」と明かし、「来年こそは吉村知事に来ていただいて、元の豆まきをしたい」と熱望した。

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